- ヒトナビ通信記事
2019.06.11
総務省から引用したデータです。
2016年と古いですが、それでもこの数値を見ればお分かりいただけると思います。
老若男女問わず、誰もがネットに簡単にアクセスしている事実。
そこで、今回のヒトナビ通信は人材に関した内容ではなく、Webに関した内容です。
今回のヒトナビ通信は齋藤(サイトウ)が書いております。
まず初めに結論から申し上げます。
※以下1つでも当てはまる場合は危機感をもってください。
複数あてはまる場合は即行動を起こしてください。
☑ Web(ネット)での集客は難しい or 効果は見えない or 意味がない
☑ Web(ネット)は複雑でわからないので全部業者へ丸投げ(プロにお任せ)
☑ Web(ネット)にそもそも否定的
☑ Web(ネット)知っているけど、いつでもできると思ってやっていない(頭でっかち)
何故このように強烈にお伝えするかと言いますと、
行動しないことが最大のリスクであり
行動してもゴール(目的)設定が出来ていないのに他人(業者)任せはリスクである
裏を返せば
行動を起こすことを決める
他人任せにせず、自分でも情報を集め学ぶことを前提に、ゴール(目的)設定をする
この青文字部分がとても大切なのです。
私が、これまでWebでご相談を受ける企業様の「8割」は過去になんらかのWeb関係を「やっています」。厳密には「やっていました」。という過去形ですね。
何故過去形なのか、何が問題なのかをひも解いていきます。
目次
提案業者の言われるがままに実施
ほとんどの企業(店舗)は、自分たち発信ではなく営業に来た業者さんからの提案ではじめています。
もちろんこれが悪いということではありません。結果をもとに改善ができるのであればいいのですが、結果を見て改善が出来なければ意味がありません。
提出されたレポート結果に疑問を持たない
GPSを使った広告、youtube広告、ターゲティング広告などたくさんの広告提案を受け、何かしら実際やってみたが、意味がなかったという話を聞きます。私からすると、意味がなかったのではなく、提出されたレポートの数値が乏しすぎて分析が出来ないからだと言えます。なので次に活かすための仮説検証ができないので、結果「意味がなかった」となるのです。まずは、数字を疑うことも必要ですが、レポートの項目も疑うべきなのです。
入口と出口、最終目的がない
一度サービスを行ったことがある企業(店舗)の方に話を聞くと、目先の情報を知る為、「とりあえず」でやったという意見が多いです。
・自店と競合でお客様の関連性があるのか知りたく、GPS機能を使った広告をやってみた
・チラシが微妙なので、代わりにWeb広告をやってみた
・競合店(周り)でやっている話を聞いてやってみた
など、ゴール(目的)がない、×目先の結果や単純な動機ではじめていることがほとんどです。
パチンコ転職ナビサイトの考え方
例えば、当社が運営しているパチンコ転職ナビのサイト運営について包み隠さずお伝えします。
当社の最終的な目的はもちろん
「優秀な人を、採用したい企業様へご紹介すること」です。
そのためには、優秀な人を多く集めなければいけません。
まず、プロセス途中での目的を設定します。
パチンコ転職ナビに登録してもらう事です。
ここで目的=登録と設定します。
次に、目的までの導線を洗い出します
複雑になるので、簡潔にまとめると3ステップです。
ネット検索している人材へアプローチ ①
↓
パチンコ転職ナビのサイトに興味をもってクリックしてもらう ②
↓
パチンコ転職ナビのサイト内を回遊し登録してもらう ③
この3ステップを細かく分析していくのです。
ネット検索している人材へアプローチ ①
こちらについては、誰でも登録していいわけではありません。
18歳未満が登録しても困ります。
アルバイト希望の方に登録されても困ります。
つまりターゲットを決めます。実はこのターゲット戦略もひと昔前の話しで、今は更に個人レベルまでに落とし込んだ「ペルソナ」設定をします。このあたりは私が好きなジャンルで、話し始めると脱線するので割愛します。_(._.)_
パチンコ転職ナビのサイトに興味をもってクリックしてもらう②
パチンコ転職ナビを調べていない人に、興味を持ってもらいクリックしてもらうため、どのようなタイトルや文言にするかが重要になります。例えるなら本のタイトルやサブタイトルみたいなものです。書店に置かれた本を見て、ホリエモンの本を買いに来たけど、同じコーナーにキングコング西野さんの本があって、タイトルやサブタイトルに興味をもち買ってしまう心理と同じです。こちらも長くなるので割愛します”(-“”-)”
パチンコ転職ナビのサイトを回遊し登録してもらう③
サイトのどのページから入ってきたか、どのページで離脱(サイトを閉じたか)といった、サイトの入口から出口までの導線を分析します。
店内の入店退店導線分析と同じですw
こちらもボリュームがありすぎて割愛します((+_+))
このように、企業(店舗)にて自分たちのゴール(目的)は何なのかをしっかりと定義することが大切です。
パチンコ店で考えてみる
例えば目的=稼働アップだと定義します。
稼働アップまでのお客様行動を落とし込みます。今回はゴールから逆算
稼働アップ(ゴール)
↑
お客様の店舗への信用力が上がる(営業努力)
↑
お客様を裏切らない(誇張広告ではない)広告 or 店長への信用度を高める(←これは短期では難しいです汗)
※これによりリピート(来店回数の向上)や滞留時間の向上が見込めます
↑
お客様へ伝わる場所へ告知する(店内Ver)
店内の販促物を外へ発信した情報と連動させること
↑
お客様へ伝わる場所へ告知する(ネットVer)
自店に来ている上位2割のプレミアム顧客をペルソナ設定し、そのような人に向けた広告を配信します
↑
お客様へ伝わる場所へ告知する(店外Ver) ネット・チラシ・駅張りなど
大枠で記載しましたが、Web広告では、この赤字部分だと認識し、更に中項目、小項目へと落とし込んで組み立てていきます。
長文乱文となりましたが、
今回どうしてもWebについて経営陣の皆様に危機感を持っていただきたくこのような記事を書きました。
1社でもWebへの考え方に共感頂けましたら本望です。
文責:齋藤