- 面接関連
2021.09.08
■マネジメント得意発言はだめ？！
題名を見てドキっとした方は、
面接の場面でマネジメントが得意ですと回答したことがある方ではないでしょうか。
仕事柄、面接の場に同席させて頂く機会があり、
上記の回答をする方を多くお見受けします。
ここで語弊がないように前もってお伝えしますが、
決してマネジメントが得意ですという回答がダメなわけではありません。
回答をした後に、マネジメントの質が乏しいため、
面接官からすると納得度が低い回答の為、選考から落とすのです。
■面接時によく見る失敗事例
例えば下記のケースは、
面接官が求めるマネジメントとはかけ離れたケースになります。
例）
面接官：あなたの強みは何でしょうか？
Aさん：部下のマネジメントです。
面接官：具体的にどんなマネジメントを経験してきましたか？
Or
面接官：マネジメントで大切にしていることは何でしょうか？
Aさん：休憩中に部下と煙草を吸いながら、仕事の悩みなど聞いたりして、不安なことを解消してきました。
このようなケースは、一見部下と密に接しているので良い印象を受けると思いがちですが、
面接官からしたら、この行為はただ仲良ししているだけでは？という受け取り方になります。
では、どのような回答が良いのでしょうか。
回答例を下記に記載致します。
例）
面接官：あなたの強みは何でしょうか？
Aさん：私の強みはマネジメントです。特に部下一人ひとりが自発的に行動できるよう意識して取り組んでおりました。
面接官：どのような取り組みをされたのですか？（上記の内容について）
Aさん：前職のパチンコ店では店長職として社員の部下を6人管理しておりました。早番・遅番の出社の際に必ずミーティングを行い、前日・当日の仕事の進捗具合を細かく確認し、 不安な部分があれば都度解決し、社員の仕事に対しての精神面をカバーしてまいりました。 部下が安心し、伸び伸び働ける職場を目指し、私が管理していた店舗の離職率は、配属時と比べ20％下げることが出来ました。
上記のようにマネジメントの本質に沿った回答をすることで、
面接官の中で具体的なイメージがつき、良い印象を与えます。
更には、回答を相手が気になるような内容を前もって小出しにすることで、
面接での流れの主導権を握ることが出来ます。
■マネジメント概念
そして、次に押さえておきたいのがマジメントの意味です。
マネジメントとは（引用）
マネジメントとは、計画－組織－統制の一連の活動。企業に導入されれば経営管理。しかし、マネジメントは役所、学校、政党のような組織体にも不可欠である。マネジメントには、マネジメント機能が必要であるが、マネジメント機能は計画－実行－審査（plan-do-see)の循環であると開設している。計画を立て、実行し、その結果を比較・分析・審査することによって、つぎの計画をより合理的にたてるよう配慮するといった考えや態度、やり方である。
※ピーター・ファーディナンド・ドラッカーは、オーストリア・ウィーン生まれのユダヤ系オーストリア人経営学者。
「現代経営学」あるいは「マネジメント」 の発明者。
有名なドラッカーが説いたマネジメントは、
「組織に成果を上げさせるための道具、機能、機関」と定義しています。
つまり、わかりやすく言うと、会社が成果を上げるための仕組みや手段のことであり、
最大限の効果を得るにはどうすればよいのかを示す役割を「マネジメント」と呼ぶのです。
上記の内容を理解した上で、今一度マネジメントについて回答Q＆Aを練ることで、
面接官の記憶に残る回答をしましょう。
相手の記憶に残る為には、会話の中身も大切ですが、
更には会話のテンポが合うことで、無意識に何となくこの人合うなと思ってもらえるかが勝負になります。
企業によって想定される質問は事前準備出来ますので、
面接前には担当に確認してください。
私たちは、面接前の準備もサポート致します。
