- ヒトナビ通信記事
2020.05.11
これからの採用について、変革を求められる時代になりましたね。
有効求人倍率から見る採用市場
新型コロナウイルスの影響で3月有効求人倍率1.39倍となり、3年半ぶりに1.4倍を下回る結果でした。
企業からの新規求人も、製造業、宿泊業、飲食サービス業をはじめほとんどの業種で減少し、全体では前年同月比て12.1%減少しました。
□ 都道府県別での求人倍率TOP3
▽1位:岡山県 1.9倍
▽2位:東京都 1.87倍
▽3位:福井県 1.84倍
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▽45位:青森県・長崎県 1.1倍
▽46位:神奈川県 1.07倍
▽47位:沖縄県 1.06倍
□ 産業別での求人減少率TOP3
▽1位:宿泊業、飲食サービス業 19.9%↓
▽2位:派遣会社などのサービス業 18.1%↓
▽3位:サービス業・娯楽業 16.6%↓
上記以外にも幅広い業種の求人が全体的に減少しており、新型コロナウイルス感染症による影響がでています。
現在の採用環境
厳しい経済状況ですが、今だからこそ優秀な人材を確保するために採用活動を継続している企業もあります。
しかし、多くの企業では採用ストップが相次いでいます。
当社で頂いている求人でも3割継続、2割は継続だが面接は未定、残り5割は一旦んストップという感じです。
今回の新型コロナウイルス感染症で以前と比べ、確実にWEB面接が増えました。
これから1~2年で優秀な人材を採用するには
今後はオンライン面接が増えて定着する時代になるでしょう。
そのため、いち早くオンライン面接の環境を整え、採用活動をまずはやってみることが大切です。
分かりやすい例でいえば、不動産で例えると、消費が冷え込んでるときは売るために価格が下がります。
反対に消費行動が高まれば、価格は自然と上がります。そうです。需要と供給バランスです。
人材も求人倍率が下がっている今だからこそ、採用しやすいのです!
しかし、オンラインの採用活動で発生する独特の問題も懸念されます。
WEB面接の問題点
・WEB面接だと熱意が伝わりにくい
・オンラインの採用で見極められるか不安
・実際店舗を見てもらいたい
・手軽に応募されて質が下がりそう
など、今まで行なっていた採用活動とは違った混乱やトラブルが生じているケースが発生しやすくなります。
そこで大切なのは自分たち目線ではなく候補者目線でWEB面接を組み立てることです。
では、オンライン面接をする上でどんなことに気を付ける必要があるのでしょうか。
WEB面接で気を付けること
オンラインでの面接で気を付けること
・これまでの面接よりもアイスブレイク時間をしっかり設けること
・候補者の集中力を持続させるための質問設計と話し方
・通信中のタイムラグなどに配慮した話し方
・情報の事前開示を行い、”人事だけが話し続けている”状況の回避
・うなずきなどのストロークアクションを通常時より大きく行う
これまでの面接では、無意識に出来ていたかもしれませんが、オンラインでの面接を始める企業様は、先ずは自社社員とロープレをしてみて、候補者目線に立って面接の組み立てを行ってみてください。
事前準備次第で企業の印象が全く異なるはずです。
この記事の執筆:河合
キャリアアドバイザー
企業リクルーター