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中途人材は入社前後が分かれ道

  • ヒトナビ通信記事

2020.10.11

経営者・人事責任者の方の為のヒトナビ通信(2020年10月号)

 

中途採用を行う多くの目的は、即戦力として活躍し結果を出していただくことです。

 

しかし、面接で優秀だと思っていたが、

いざ入社してみると思うようなパフォーマンスを発揮できず、

中途入社した方も「こんなはずじゃ・・」という心情が芽生えて、

退職するケースを多く見てきました。

 

入社してみたら想像以上に思っていたのと違う・・・

 

入社してからフォローもなく放置された・・

 

個々人によって色々な理由がありますが、

思っていたのと違うという入社前後のギャップがあればあるほど離職率は高くなります。

 

そこで、今回お伝えしたいのが【オンボーディング】という教育・育成プログラムです。

 

 

■オンボーディングとは

 

 

オンボーディングとは、直訳すると「船・列車・飛行機に乗り込んでいる」という意味になります。

 

そこから派生して、新入社員を職場に配置し、組織の一員として定着化させ、

戦力化するまでの一連の受け入れプロセスのことをいいます。

 

オンボーディングという言葉は、あまりなじみがなく

聞きなれない言葉かもしれませんが、飲み会で交流を深めたり、

メンター制度などもオンボーディングの一部となります。

 

これまで既に行っているオンボーディングですが、

重要課題として位置付けている企業様の取り組み事例をご紹介致します。

 

何となくやっていた入社人材のフォローを具体的に意識して取り組むことで、

離職率が間違いなく、軽減されるはずです。

 

■オンボーディングの具体的な施策

 

 

オンボーディングの施策の流れは、2つの区分に分かれます。

 

  • 予期的社会化(入社前)       
  • 組織適応(入社後、会社に慣れる段階)

 

  • 予期的社会化(入社前)

オンボーディングの流れは、入社前から始まっています。

 

リクルートキャリアの「中途入社後活躍調査(2018-2019)」によると

「入社前に人事とコミュニケーションを『した人』と『していない人』を比較すると、

パフォーマンス発揮者の割合に約20ポイント以上の大きな差が見られた」 とされています。

 

つまり、内定から入社までの期間が非常に大切となります。

 

コロナの影響もあり、食事は難しいかもしれませんが、

オンラインや対面で入社前に不安に感じていることをヒアリングして解消しましょう。

 

入社前と入社後の現実の隔たりを減らすためにも事前に会話をしておくことは重要です。

 

  • 組織適応(入社後、会社に慣れる段階)

入社初日は、最も不安と希望に満ち溢れている日です。

今後、モチベーション高く働いて頂くための非常に重要な1日となります。

 

中途入社は、会社にどのように受け入れられるかに敏感となっているので、

予め組み込まれているガイダンスに沿ってスムーズに対応してください。

 

その日に同じ配属となるメンバーと食事などセッティングするなど「私たちは歓迎している」という雰囲気を出しましょう。

 

よくあるNGが、人手不足から十分な対応が出来ず、

中途入社が何をしてよいのか分からない状態を作ることです。

 

次に、入社後1ヵ月~半年の期間で面談を通して、抱えている悩みや不安をすり合わせしましょう。

 

この期間の面談有無によって、仕事のパフォーマンスに大きな影響を与えます。

 

経験者だから大丈夫だろうと放っておかないで、課題を一緒に解決していきましょう。

手間はかかりますが、離職を防ぐ大きなポイントになります。

 

■オンボーディングの取り組み事例

 

事例①

日本オラクル株式会社

 

取り組み内容

現場の上司に加えて、役割ごとにメンターをつける

 

詳細

プレイングマネージャーの上司が増えている中で、

上司一人でサポートするのではなく、上司に聞く必要がない細かな質問への対応を

ナビゲーターという現場の先輩社員が担っています。

 

パチンコ店の場合、店舗運営で多忙な店長が中途入社の教育まで見るとなると、

細かな部分までフォローすることが現実的に難しい可能性が出てきます。

 

そこで、現場の先輩社員にナビゲーターという役割をつけて、

店長に聞く必要が無い、清掃の仕方や玉詰まりのトラブル対応などを

ナビゲータに気軽に質問出来る環境を整えます。

 

ナビゲーターを付けることで、多忙な店長一人の場合、

「忙しそうだから聞けない・・」といったすれ違いを防ぐことが出来ます。

 

事例②

LINE株式会社

 

取り組み内容

困った時に相談できる「駆け込み寺」を作る

 

詳細

事例①の日本オラクルと同様に会社のことで分からないことを気軽に質問出来る取り組みです。

 

ただ、日本オラクルと違うのは、周囲のメンバーではなく、

現場には滞在しない本社メンバーに気軽に質問出来る流れです。

 

現場メンバーは、忙しそうだからという理由で

些細なことは逐一質問しづらい可能性があります。

 

LINEでは、あらゆる質問をオンライン上(LINE)で即解決できるため、

中途入社の不安を素早く解決しています。

 

パチンコ店でこの体制を敷く場合、

本社の営業と人事を巻き込んでグループラインにすることをお勧めします。

 

オンボーディングとは、会社全員で取り組むことが重要となりますので、

中途入社の社員から、勤務に関する質問、または営業に関することなど様々な質問が来ることが想定されます。

 

また、事前に想定される質問をまとめておけば、

担当一人で対応することも可能かと思います。

 

■まとめ

入社する方の【入社前と入社直後〜半年】ここは非常に大切です。

 

離職率が低い企業はこの部分の優先順位を高く設定されております。

 

採用活動は仲間探しです。採用してからがスタートです。

離職せずに、戦力として働いてもらうには、最初が肝心です。

 

アニメのワンピースも同じですね。仲間になるまでとなった後の部分がとても濃いです。

その後は、個々人が麦わら海賊団のメンバーとして自覚して、成長していくわけです。

 

店舗も同じですね。

 

 

の記事の執筆:河合

キャリアアドバイザー

企業リクルーター

 

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