- 転職関係
- パチンコ転職市場のウソとホント
2021.11.15
パチンコ店で働いている社員はレベルが低いとか、他業種では通用しないなど言う方がいますが、
結論
ハッキリ言いますが、それは20年以上前のパチンコ業界の事を言っており、ここ10年のパチンコ業界の事情は全くことなります。その理由をパチンコ業界で15年以上転職支援してきた私がお伝えします。
パチンコ店員の異業種への転職は可能
アンケート
期間:2020年1月~11月
対象:445人
445人を対象にアンケートを行い、48%が異業種へ転職できています。回答しなかった方は不明に属しますので、それも加味すると2人に1人は異業種へ転職できているということです。
検索で「パチンコ店員 転職不利」などというブログ記事がいくつかありますが、安心してください。パチンコ業界専門の当社で調べた結果では、高い確率で異業種へ転職することは可能です。
実際、パチンコ業界で活躍しているかたの経歴でも、半数の方が異業種でも過去に社員経験があると答えています。
異業種内訳はこんな感じ
最近では、営業職の仕事や、運送業、不動産などが多いですね。
異業種でも大手などへの転職は難あり
例えば、大手の飲料メーカーや自動車メーカー、薬品メーカーなどへ転職しようとする場合、下請けのグループ企業などを除いては正直厳しいと思います。ただしこれは、パチンコ店員だからなどではなく、どの業界でも同じです。
転職するときに、多くの方は勘違いしています。
自分のスキルや能力を勘違いし、異業種の大手でも働けると思っています。
新卒採用でも狭き門で、入社難易度の高い会社が中途採用を行うのは、それ相応の理由があって募集するわけです。
例えば、プログラミングのレベルが鬼のように高い人(GAFAにでも入れるんじゃないか?位の人)や、保険で個人でねんかん2億を売り上げるようなハイパー営業マンなど、大手が必要としている要素に対して飛びぬけてスキルを持っている人が中途で入社するわけです。
スタートアップ会社も同じです。スキルがない平均的な人はいらないのです。ここを勘違いして、パチンコ店員だからという理由でパチンコ業界を理由にする転職者はどこに行っても失敗するでしょう。
パチンコ店員が異業種へ転職してみた感想
パチンコ店も異業種もどちらも正社員で経験した方の意見です。
どの業界でどの職種で働いているかでも異なりますが、どちらとも言えないが6割以上を占めてますが異業種の方がいいという方はほとんどいませんでした。
その理由は
① 同額くらいの年収で求められることが高い
② 同額くらいの年収だが、拘束時間がパチンコ店の時より長い
③ 結果にシビアで精神的にきつい
④ 給与が驚くほど上がらない
この辺ですね。確かに私も営業をしていましたので良く分かりますが、営業マンほどトップ数パーセントを除いては安月給ですw。それでもって毎月追いかける数値が高くて、精神的につらくなります。ほんと一度経験したことない人は経験して欲しいです。
そのかわり、今となってはそこでマナーや数値へのコミット力、クロージング力、稼ぐ力をスキルとして学べたのでその点だけは良かったです。
パチンコ店員が異業種に転職できないのは求められるスキルと対価の問題
今回の大事な部分です。
パチンコ店員が異業種に転職するのが難しいのではなく、転職はできるが、異業種の転職先で求められるスキルと給与(対価)が見合わない為、内定が出にくく、入社しても早期退社の確率が高くなっているのです。
つまり、それくらい厳しい未経験領域に覚悟をもって飛び込むか、これまで経験してきたパチンコ業界でキャリアアップを目指すのか、その選択は自分で決めるしかありません。
ただ、当社としては異業種へは行かずにパチンコ業界へ転職して頂き、業界を活性化して欲しいのが切実な願いです( ;∀;)
最後に何度も言いますが、パチンコ店員だから転職が不利とされているのは昔の話です。実際2人に1人が転職できています。それでもうまくいかない場合は私に直接言ってください。無償で対策します。それくらい自信あります。