プラスアルファの新卒採用を公開

2021.04.12

経営者・人事責任者の方の為のヒトナビ通信（2021年4月号）

今回のヒトナビ通信は、新卒採用をこれからはじめようと思う。もしくは中々うまく採用できていない。という中小企業様向けにお伝えします。その為、新卒採用が順調な企業様や大手企業様には物足りない内容かもしれません。その際はそっとサイトを閉じて頂ければと思います。

今回の結論から

【新卒採用はお金じゃない、やり方次第で学生は集まる】

適当な事を言ってはいけないので、当社プラスアルファの実際の新卒採用テクニックをお伝えしながら証明します。

1 プラスアルファの新卒採用
2 最初にマインドマップを作る
3 募集入口はあえて1つに絞る
4 会社魅力や会社説明は「本」のタイトルあらすじと同じ
5 学生のサイト回遊導線を意識する
6 会社説明会で引き込む
7 説明会では人と映像と音で感情を揺さぶる
8 選考から内定～入社まではLINE＠を使う

プラスアルファの新卒採用

当社プラスアルファは今から11年前、社長含めて3人でスタートしました。そして無謀にも、その年から新卒採用をはじめました。周りからはまずは中途採用だろと散々言われましたが、それでも新卒採用にこだわりました。理由は共通価値観をもちやすい為です。残念ながら一定数退職者もいますが、毎年採用できているのは事実です。

そんな当社が毎年学生を採用できたのはズバリ、【会社】ではなく【一緒に働く人】を強くプッシュしているからだと思います。

最初にマインドマップを作る

ご存知の方も多いと思いますが、当社ではメンバーで採用活動をする際にこのマインドマップを作って整理します。

・求める学生は今どのような部分に着目するのか・どのようなツールを使うのか・どのように情報取集をするのか・何を基準にさがすのか・就職活動の時間軸はどれくらいで動いているのかなどをこのマップを使い分解していきます。

募集入口はあえて1つに絞る

新卒採用を行う企業には多くの採用関係の営業提案が来ると思います。

・SNSを利用した採用

・ＭＡＲＣＨ限定の学生がいる採用サイト

・体育会系の学生が多い採用サイト

・リクナビやマイナビの採用サイト

など、まだまだ沢山あります。採用が上手くいないと、どうしてもツールや採用サイトを見直そうと考えてしまいますが、それはNOです。結局釣り方を分かっていないのに、釣り堀だけ変えても、ラッキーヒットはあるかもしれませんが継続しません。重要なのは釣り方、「学生に興味を持ってもらう」ことです。

会社魅力や会社説明は「本」のタイトルあらすじと同じ

書籍を選ぶとき、タイトルや帯でまずは興味を持ち、そのあとあらすじや著者の情報を見て決める方が多いのではないかと思います。新卒採用のページも同じです。まずはタイトル→サブタイトルでつなげる必要があります。

学生のサイト回遊導線を意識する

当社ではここを大事にしています。学生が採用ページを見てどのような導線をたどるのかを意識します。コンビニの入店から退店の導線で商品陳列を考えるのと同じです。当社の場合リクナビを使っているのですが、管理画面でＰＶ数やページごとのＰＶ数を見れるので、そこから分析すると、まずはサイトトップで印象を付ける→そのあと採用情報→その後会社説明会という流れが多いことがわかりましたので、その導線でストーリーを作っていきます。

トップ

採用情報

会社説明会案内

会社説明会で引き込む

当社の場合、小さい会社で知名度もない為、まずは会社説明会に来てもらう事が初動でとても大切になります。何度も言いますが主語（目線）は学生です。その学生が、極論「会社はそこまで興味ないけど、この説明会は自分の就職活動でプラスになりそうだ」という内容であればいいのです。実際当社は10人以下の会社にも関わらず、3月からのプレエントリーが264名います。

説明会では人と映像と音で感情を揺さぶる

説明会までくれば、あとはプレゼンです。

当社の場合の流れは、ショートムービーで聞く体制を作る→いきなり社長を出してインパクトを与える→会社説明はサラッとする→年齢の近い先輩社員1名と学生３～4名でぶっちゃけ質問会を行う→選考案内といった流れです。

因みに最初に流す動画は、もちろん自作なので無料です。下記が実際の動画ですが、

編集ソフト無料

動画素材も無料で提供しているフリー素材

音楽もフリー素材があります。

選考から内定～入社まではLINE＠を使う

当社では新卒採用専用のLINE＠を使っています。こちらも当然無料です。そして簡易的な自動返信機能を作っています。もちろん手作りです。このLINEアカウントは説明会に来た学生だけに限定してQRから追加できるようにしています。つまり1度当社と接点を持った学生が気軽に相談でき、当社としても見込み学生にアクションができる最高のツールなのです。希望する学生とは個別でトークも出来る機能を設定しています。