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2022.04.21
前回はリファレンスチェックについて説明しましたが、今回は前職調査について説明します!
リファレンスチェックについてはこちら↓
■前職調査とは?
企業が求職者の経歴などに虚偽がないかを前職・現職に確認することを前職調査といいます。
リファレンスチェックは求職者の能力や人柄についてでしたが、前職調査は履歴書に記載されている
・学歴
・職歴
・資格
などに偽りがないかを調べます。
その他にも勤務態度などについても確認します。
こちらもリファレンスチェックと同様に基本的には書類選考中~内定を出すまでの間で行われます。
■前職調査はどのように行うのか?
前職調査もリファレンスチェックと同様、求職者の同意なしに勝手に行うことは出来ません。
無断で行った場合、個人情報保護法に違反することになります。
求職者の同意を得てから自社、もしくは外部の会社に委託をして調査をします。
内定を出した後や入社後に求職者の経歴などに虚偽があったと発覚しても、簡単に内定取り消しや解雇は出来ないので、選考中に行う企業がほとんどです。
しかし、社会的差別の原因となるおそれがある個人情報は本人の同意があったとしても原則収集が認められないものがあります。
✔人種、民族、社会的身分、門地、本籍、出生地、その他社会的差別の原因となる恐れのある事項
・家族の職業、収入、本人の資産等の情報
・容姿、スリーサイズ等差別的評価につながる情報
✔思想及び信条
・人生観、生活信条、支持政党、購読新聞・雑誌、愛読書
✔労働組合への加入状況
・労働運動、学生運動、消費者運動その他社会運動に関する情報
(引用:公正採用選考啓発リーフレット)
■前職調査のメリット
内定が出る前に前職調査を行うことで、万が一経歴詐称があった場合にその求職者を発見できることが大きなメリットになります。
■前職調査のデメリット
前職調査は“求職者は嘘をついているのではないか”という疑いをもっている前提で調査をするので、求職者からはあまりいい気持にはなりません。
その為、前職調査を行うことを理由に選考を辞退される可能性があります。
■前職調査を行う企業は減っている
以前は多くの企業で前職調査を行っていたそうですが、個人情報保護法が制定されてからは実施する企業は減少しています。
前回と今回でパチンコ転職ナビがリファレンスチェックと前職調査についてお話しましたが、
求職者の方は本人の同意なしに個人情報を収集されることはないということを覚えておいてください!
文責:梅沢
中途採用だけでなく、複数の会社の新卒採用も担当中