- 転職関係
2021.06.29
■転職で苦戦を強いられるのは意外にも《これまで1社で20年以上経験してきたハイキャリア人材》なのです。
その理由は、ズバッというと
ハイキャリア人材の求める条件が高すぎるためです。
これが一番大きな要因です。
もちろん人材に問題があるわけではありません。
時代の流れや、企業のニーズにマッチしていない為起きることなのです。
これはパチンコ業界だけではなく多くの業種業態でも同じことが起きています。
■時代と企業ニーズの変化
これまでの日本での転職市場では、
評価されたのは、職歴が少なく、同じ会社で長く働いていた方でした。
いわゆる今回お伝えしている、1社で20年働いてきたような方です。
ですが、最近は2~3社の経験があり、全ての会社で3年以上勤務し、
結果を残してきた人材のニーズが高まっています。
もちろん一部上場の大手でガンガンキャリアを積んで役員になった方などは例外です。
ではなぜ、1社のハイキャリアのニーズが少なくなったのか
■1社で学んだ固定概念とスタート時の年収と役職の高さがミスマッチ
今はどこの会社も会社のカラーや考えをもって経営をされています。そこに、1社で長く経験を積んだ方が上層部に入社することで、人材自身も理解に苦しみ、また組織も乱れることが多くあります。
だからこそ経営者はいきなり上位職からの入社に抵抗があるわけです。ですが1社ハイキャリア人材は、現在のステータスをそのままスライドもしくは上げようと転職活動をします。
例えば現在エリア長で1000万円をもらっていたならば、1000万円は崩さずに転職をしようとします。しかし、先ほどお伝えしている通り、経営者は組織全体を見て採用をするので、いきなり1000万円という待遇とポジションでの採用はとても勇気のいる決断なのです。
そのため、1社ハイキャリア人材の方の転職がうまく進まないという事が多く発生します。
ではどうすればよいのでしょうか。
■現在の会社で続けるか、もしくは短期視点を捨てて2年後を見る
まず、1つに現在の会社に残るのも選択肢の一つです。もちろん年齢を重ねれば重ねるほど転職はより厳しくなります。ですが、腹を括って、「自分はこの会社で定年まで働く!」という覚悟を持てれば私はそれも選択肢としてありだと思います。
ですが、どうしても辞めたい(もう辞めた)という場合は、前に進むしかありません。
前も下記ブログで書きましたが、
目先の高条件で転職すると高い確率で2年目に年収ダウンや上がらないという事が多いです。
ですので、1年は低くても、2年目以降にどれくらいキャリアアップできるかで探したほうがいいと思います。
その際のポイントは、
・経営者(次期経営者)から聞き出すこと。
・話に信ぴょう性や納得度があるか
・何をもって評価するのか、実際のケースで最近キャリアアップはどのような方がどのくらい上がったのか
など確認するべきです。
それでも入社後に、全然話と違うという事がありますが、それは高年収で入社したとしても起こりうるリスクは同じです。
何度もお伝えしていますが、
気になる会社の経営者に会えるのであれば、年収などは合わなくても、まずは会ってみることが大切です。自分自身の市場価値もわかりますし、経営者の考えもわかります。もしかしたら高待遇で内定になるかもしれません。
まずは面接を受けてみる。
これに尽きます。