- ヒトナビ通信記事
2019.09.11
今月のヒトナビ通信 2019年9月 Vol47
今回は、採用方法についてではなく、少しでも離職を防ぐための1つの施策をお伝えできればと思います。
そこで突然ですが質問です。
質問1 あなたの店舗(会社)では採用時に適性テストを導入されていますか?
つづいて
質問2 採用後にも定期的に適性テストを実施されていますか?
何故このような質問をしたかと言いますと、適性テストはその人の「今の状況」を具体的に知れるので私は今の時代には必須だと勝手に思っています。
ただ、一概に適性テストと言っても沢山の種類の適性テストがあり、どれが自分たちに合うのか見つけるのは大変です(;^_^A
私が推奨するのは、受験する方が抵抗なく、悩まずサクサクと受験できるものです。
オススメする適性テスト必須3か条
■ デバイスはスマートフォンから簡単に受験できること
■ 試験時間は10分程度で実施できること
■ その場で詳細結果がでること
この3つが揃っていることが重要だと思います。
そして、私がおすすめする適性テストの実施回数は、
■ 入社前での実施
■ 入社後6か月での実施
■ 以降1年ごとに実施
ほとんどの企業(店舗)では入社前に適性テストを受験し、会社とマッチしているかの確認やストレス耐性や協調性などをみるツールとして利用されていると思います
ですが、人間はその時の環境や出会う人によって考え方が変化していきます。例えば私が1年前受験した時はストレス耐性が弱く、内向的な結果だったとします。ですが、1年後にはストレス耐性は普通になり、協調性があるという結果がでたりします。同じ人が受験しています。違うのは受験した日が異なるだけです。
例えばAさんはストレス耐性が強いから安心だねという見解で入社し、そのままの考えで対応していると、気づいた時には鬱傾向にあったり、いきなり退職することになったりもします。
適性テストは心の健康診断です。
1年に1回健康診断をされる会社は多いと思います。せっかくなので合わせて心の診断も行ってみては如何でしょうか?
もちろん、企業側としては、前もって危険信号を知ることが出来るため、辞めるまえにフォローが出来るようになります。
そして、それ以上に受験したスタッフは結果を数字や言葉で具体的にみることで、客観的に今の自分の状況を認識できる為セルフコントロールがしやすくなります。
ここで具体例を挙げてみます。
Aさん
過去所属→人事部
業務内容:新卒採用窓口、リクルートサイト更新、説明会準備などなど
当時の適正テストの結果
協調性◎
自主性×
対人関係◎
2年前に営業部に移動
業務内容:飛び込み営業、ルート営業、見積もり書作成等などなど
現在の適正テストの結果
協調性〇
自主性◎
対人関係◎
上記は人事部から2年前に営業部に異動になった方のケースになります。
営業部に2年前異動になり、再度適性テストを現在受験したところ、
人事部所属の際は、自主性が乏しい結果になっていましたが、
営業部に所属して約2年で自主性がのびた結果となりました。
余談ですが当社が行っている適性検査のサンプルです。
こちらのテストはスマホで10分で出来る適性テストです。
結果も受験後に10秒でこのように出ます。
この資料から見えることは
ストレス耐性は50を切っているので、若干打たれ弱い状況です。
左下の【対人認知力】が高いので、相手を気遣えるとも言えますが、裏を返せば人の目を気にしすぎる人とも言えます。さらには右下の【自己安定力】のポジティブが弱く、リーダーリップ力も低い為、この方は縁の下の力持ちとして評価できれば伸びると思います。
反対に、指導の際にマイナスの態度をとったり発言をしたりすると、状況察知が高くポジティブが低いこの方は発言したことの何倍も悪く考え、モチベーションが下がり退職を考えるようになりやすいとも言えます。
もちろん、この方も会社に2年、3年と在籍し活躍していくと、この状況が変わっていきます。
このようなデータを蓄積できれば、例えば、B部長は今でこそリーダーシップが高いけど、13年前の新卒の時の見るとものすごく低いねwというネタにもなり意外に楽しいですよ!
ご興味ある方は是非私(河合)までご連絡下さいませ。
河合(カワイ)連絡先
電話 :080-3432-3067
メール:navi@pachinkotenshoku.com
文責:河合