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2021.08.11
【住宅制度】と一言でいっても、
【寮】【社宅】【借上げ社宅】【住宅手当】などいくつかあります。
パチンコ業界でも寮社宅や住宅手当を用意している企業がありますが、
この違いをしっかり理解している人は少ない気がします。
そこで今回はこの住宅制度についてお伝えします。(*^ ^*)
住宅手当
会社が、従業員に対して住宅費(住居費)を補助するために支給される金銭のことで、
一般的には住宅費全額の負担はなく、一部負担の会社がほとんどです。
その支給額は、会社によって「賃貸か持家か」「扶養家族の有無」などで
大きく異なりますので、入社前に必ず確認しましょう。
次に社員寮と社宅についてです。
実はこの2つ、法律的に明確な規定が存在するわけではありません。
どちらも ”会社が従業員のために用意した住居である” という点は共通していて、
会社によって定義は異なりますが、一般的に言われている違いは下記の通りです。
社員寮
・単身者(独身、単身赴任)向け
・一人部屋だけでなく、ルームシェアの場合あり
・最近は家具家電の揃ったレオパレスが増えてきています
社宅
・ファミリー向け(2LDKなど)
・マンションやアパート
社宅は更に2種類に分けられます。
社有社宅
会社の所有地に建てられた住宅施設のこと。
借上げ社宅
会社がアパート・マンションなどの賃貸物件を借りて、従業員に貸し出す。
借上げ社宅の場合、自分の好きな物件を選ぶことができる会社もありますが、
そうではない会社もある為、社有社宅なのか借上げ社宅なのかは
働き手にとって、そこまで大きな違いはないと考えて良さそうです。
ここまでで、なんとなく住宅制度についてご理解頂けたかと思いますが、
そもそもなぜパチンコ業界の企業は住宅制度を用意しているのでしょうか?
それは、手当を付けることで生活費の補助になり社員のモチベーションを上げる効果を期待できるという側面もありますが、
転勤が発生するので、その都度 個人で賃貸契約をしてもらうのは大変なので寮や社宅を用意している会社がほとんどです。
つまり、寮や社宅がある会社には転勤があるケースが高いと言えます。(稀に例外もあります)
当社にご相談頂く転職希望者の方の中には
「転勤はしたくない、でも寮も欲しい」という方がいらっしゃいます。
しかし、先程述べたように会社側にも 、寮や社宅を用意する理由がある為、「転勤がなくて、寮や社宅がある」という会社は、ほぼ無いに等しいと考えた方が良いでしょう。
また、 住宅手当の支給額は会社によってかなり差があるので、例えば次の4社の給与条件を見比べてみましょう。
A社:月給35万円(基本給とその他手当30万円 住宅手当5万円)
B社:月給40万円(基本給とその他手当39万円 住宅手当1万円)
C社:月給41万円(基本給とその他手当41万円 住宅手当なし)
D社:月給34万円(基本給とその他手当34万円 寮費または社宅で2万円自己負担で残りは会社負担)
→A社は住宅手当が5万円も付いていますが、元々基本給が低い
→B社は住宅手当が1万円と低いですが、基本給が高い
→C社はそもそも住宅手当は付きませんが、基本給とその他手当が一番高い
→D社は月給は一番低いですが、給与から住居費が天引きされ、何割かを会社が払っていますので、所得税が他よりも少なく済みます。可処分所得が35万円のA社よりも貰えたりします。
パチンコ業界の転職でポイントになるのは
・住宅手当のあるなしだけでは判断しないこと
・住宅手当があった場合でも 、手当そのものの金額の高い低いは重要ではないということ
・住宅手当でお勧めは寮や借り上げ社宅で、給与から天引きで会社が何割か負担してもらえれば税負担が軽減されるということ
になります!