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パチンコは悪なのか検証してみた

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2020.01.09

 

パチンコ以外のギャンブル

 

パチンコ業界はこの20年で市場規模が大きく変化してきました。

 

「パチンコ」このワードは昔も今もいまだに世間ではグレーな印象を持たれていると私は思います。

 

パチンコ」→「ギャンブル」→「ギャンブルは悪」→「パチンコは悪」

 

という連想ですかね。。。不思議なことに公営ギャンブルの「競艇」「競馬」「競輪」「オートレース」などは不思議と「悪」とは言われないです。競馬はたまに言われますが、競艇、競輪、オートレースはあまり聞きません。

 

お金をかけた賭け事なのに、不思議ですよね。

 

賭け事で言えば「宝くじ」も同じなのに一切「悪」と言われない、むしろ「夢」とまで表現される(笑)不思議です。

 

それぞれの還元率

 

実際、それぞれ掛けた金額がどれくらい還元されていると思いますか?

記事を引用します

宝くじの還元率はおよそ45%

 宝くじは、まあ当たらないだろうけど、少しくらいは儲かるのではないかと考える人も多いのではないでしょうか。実際のところ、投資した金額のどれくらいが戻ってくる計算なのか、見てみましょう。

 支払いに対して戻ってくる割合を「還元率」といいます。宝くじの還元率は約45%、公営競技(地方競馬、競艇、競輪、オートレース)の還元率は約75%、パチンコは約85%程度です。宝くじに関しては所得税が非課税であるというメリットはありますが、それでも他のギャンブルに比べて還元率は明らかに低いです。45%ということは、単純に考えてほぼ半分以上は戻ってこない、ということになります。引用:10MTV

 

 

宝くじ :還元率45%

公営競技:還元率75%

パチンコ:還元率85%

 

なんとも不思議、パチンコの還元率が高い。それなのにギャンブル=悪となる。

 

パチンコの参加人口の多さ

 

それは、パチンコの参加人口の多さにあると思います。

 

周囲の両親、親戚、兄弟、友人に聞いてみてください。

 

「公営競技をやっている、やっていた?」

「パチンコやっている、やっていた?」

という質問をした際に、ほぼ確実にパチンコに軍配が上がります。

 

つまり、身近にパチンコを遊んだことのある人が多くいるため、パチンコで負けた人も多くいるわけです。そして借金をしたり、家族の生活費を使ったりして家族に迷惑をかけたりすることがフォーカスされ、「パチンコは悪」という風潮になったと思います。

 

宝くじがクリーンな理由

 

ですが、宝くじも多くの方が購入しているのに、「夢を買う」といわれクリーンなイメージなのは何故なのでしょうか?

 

それは宝くじは単純に数字の組み合わせで決まるのであらゆるひとに平等な仕組みである点です。また、ジャンボ宝くじなどは毎日出来る訳でなく、年に数回と時期が決まっています。ある意味それが季節の風物詩となり、賭け事にあまり触れない生活をしている人に、ささやかな楽しみを与えるので「夢」というキーワードが生まれると思います。更に、宝くじは売り上げの約40%を都道府県や政令指定都市に分配され公共事業等に使われることもクリーンと言われる理由かもしれません。※この点は競馬の売り上げも畜産事業に還元されているので、宝くじだけが行っていることではありません。

 

そういったこともあり、パチンコに対してグレーな意見を持つ人が世の中に多いと私は思っています。

そして、面白いことに「パチンコを遊技していない人」はパチンコがわからないので「世間のイメージがよくない」くらいしか思っていないのに対し、「過去バリバリ遊技していた人や現在遊技している人」が「パチンコは悪だ」と言っているのがなんとも不思議なんです(笑)

 

日本の人口と遊技人口

 

もう1つ面白いデータがあります。

総務省統計局が出しているデータで、人口の推移と将来人口(エクセル:42KB)というのがありますが、その一部を抜粋すると、

 

こんな感じでデータを見れます。

パチンコは18歳以上ですが、セグメントが難しいため、15歳~65歳までを遊技可能人口として見てみます。

 

 

次に、(財)日本生産性本部発行レジャー白書資料からパチンコ遊技人口を見てみます。

 

 

 

このように見てみると

 

平成7年は遊技可能人口8500万人いて、遊技参加人口は2900万人

 

つまり、34%がパチンコスロットを遊技していたと言えます。自分を主語にした場合周りにいる3人に1人はパチンコスロットで遊んでいたということですね。

 

次に平成29年で見ると、遊技可能人口7500万人いて、遊技参加人口は900万人

 

12%がパチンコスロットを遊技していると言えます。現在は自分の周りに10人に1人がパチンコスロットを遊んでいると言えます。

 

大分減りましたね(笑)ですが一人当たりの遊技金額は倍くらいになっていますね( ̄▽ ̄;)

 

元々パチンコのルーツと言われていたじゃん球やスマートボールなどの時には、スーパーで買い物をする主婦が買い物の前や後に少し遊んで、食べ物などの景品に交換していたようなので、パチンコが出始めたころは「パチンコは悪」という世間の認識はなかったんじゃないかなと思います。

 

そのように考えると、果たして本当にパチンコ自体が悪なのかと考えると、私は違うと思っています。

 

パチンコは健康機器

 

パチンコがボケ防止(認知症予防)になるという、健康機器という側面で見た場合の面白い記事がありました。

諏訪東京理科大学教授の篠原菊紀氏の記事(こちら)です。

ざっくり言うと、認知症予防には「頭を動かす」「体を動かす」ことが兎に角大切なようです。

パチンコは、触ったり、目押しをしたり、リーチがかかったりと、ハラハラドキドキが脳の活性化に良いという結果がでたそうです。

また、過去に体験した人ほど記憶が蘇り能が活性化するそうです。

 

視点を変えると「パチンコは認知症予防の健康機器」と言えますね(笑)

 

今回はパチンコの世間のイメージが何故「悪」なのかを、私なりに仮説を立てて、検証してみました。

 

パチンコが私たちの生活の身近にある位に栄えたのは、バブル期に仕事・仕事で忠実に会社に仕えて頑張ってきた方々の休息の場だったのかもしれません。

高度経済成長にはパチンコは必要だったのだと思います。現代でも少なからず同じことが言えると思います。

 

今も昔も、「パチンコは適度に遊ぶもの」とすれば決して悪ではないと思います。※これが中々難しいのですけどね( ̄▽ ̄;)

 

 

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