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2021.09.03
“月給”と“月収”は意味に違いがあることをご存知でしょうか?
今回はこういった言葉の意味についてパチンコ転職ナビが説明します。
■“月給”と“月収”の違い
✔月給…毎月固定で支払われる給与
基本給+固定手当=月給になります。
基本給とは勤続年数や職種等を基準にして支払われます。
固定手当は毎月定額で支払われる手当のことです。
役職手当や資格手当などが該当します。
毎月変動なくもらえる給与が月給になります。
✔月収…年収を12で割ったもの
上記の月給に加えて毎月変動する手当(変動手当)を追加したものが月収になります。
残業手当はどのくらい残業したかによって毎月変動する為、変動手当となります。
その他、通勤手当、皆勤手当、家族手当も含まれます。
よって、金額の大きさは月収>月給となります。
年収が420万円の場合
月収は420万円÷12ヶ月=35万円
そのうち、基本給18万円、役職手当が5万円、その他は残業手当や家族手当などの変動手当の場合、
月給は23万円になります。(基本給18万円+役職手当(固定手当)5万円)となります。
■“額面”と“手取り”の違い
✔額面…月収or年収のこと(総支給のこと)
月の額面→月収
年間の総支給→年収
✔手取り…額面から社会保険料や税金が天引きされた金額
額面の給与から健康保険、厚生年金、雇用保険の社会保険料、
住民税、所得税等の税金が引かれた後の金額のことです。
扶養家族の人数などによっても変わりますが、大体は額面×0.8=手取りとなります。
よって、金額の大きさは額面>手取りとなります。
大体の目安は下記のサイトの中部に記載されています。↓
こちらのサイトでも計算ができます。↓
■“給料”と“給与”の違い
✔給料…基本給のこと
残業代、役職手当等をひいた基本給が給料になります。
総支給が月30万円の場合
残業代が1万5000円、役職手当が5万円、家族手当が2万円、通勤手当が2万円の場合、
30万円-(残業代1万5000円+役職手当5万円+家族手当2万円+通勤手当2万)
=19万5000円が給与(基本給)となります。
✔給与…会社から受け取る報酬すべてのことを指します。
現金だけではなく、現物支給も含まれます。
月収30万円で賃貸料相当額3万円の寮を1万2000円で借りる場合
賃貸料相当額3万円ー家賃1万2000円=1万8000円が給与に課税される為、
総支給は31万8000円になります。
現物支給は
①物品をあげたり、安く譲渡する場合
②土地や家を無料で貸したり、安く貸す場合
③福利厚生用施設の利用など、2以外のものを無料で提供するか安く提供する場合
④個人的な債務を、免除か負担する場合
が該当します。
(引用:現物支給とは?)
使用人に対して社宅や寮などを貸与する場合には、使用人から1か月当たり一定額の家賃
(以下「賃貸料相当額」といいます。)以上を受け取っていれば給与として課税されません。
賃貸料相当額とは、次の(1)~(3)の合計額をいいます。(1) (その年度の建物の固定資産税の課税標準額)×0.2%
(2) 12円×(その建物の総床面積(平方メートル)/3.3(平方メートル))
(3) (その年度の敷地の固定資産税の課税標準額)×0.22%
使用人に無償で貸与する場合には、この賃貸料相当額が給与として課税されます。
使用人から賃貸料相当額より低い家賃を受け取っている場合には、受け取っている家賃と賃貸料相当額との差額が、給与として課税されます。
しかし、使用人から受け取っている家賃が、賃貸料相当額の50%以上であれば、受け取っている家賃と賃貸料相当額との差額は、給与として課税されません。
(引用:使用人に社宅や寮などを貸したとき)
いかがでしたでしょうか?
似ている言葉ですが、意味はまったく違うものばかりですので、
私も今後は注意して使い分けたいと思います!
文責:梅沢