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2020.09.02
2020年の上半期を振り返れば、これまで誰も経験をしたことのないような環境だったように思います。
もちろん今もその環境は変わらず続いています。
パチンコ業界の転職市場ではどのような動きだったのかを公開できる範囲で今回全て公開します。
パチンコ業界の求人募集は2割減
求人数を月毎にまとめた数値です。
この数字は総数ではなくその月に募集している求人数です。
こう見ると4月5月は顕著ですね。。。
一部の異業種ではZOOMを利用したWEB面接などを継続していたりもしましたが、パチンコ業界は同時期にメディアの標的にされ、連日パチンコバッシングが報道されていた時期でもあったので、求人もほとんどがストップしてしまいました。
それでもそのような厳しい中、どの企業も自主的に店舗を休業し、社員への休業補償も行う企業努力は凄いと思います。
下記の円グラフは、その当時に私が集計したものですが、9割以上が社員に休業補償を出していました。
話は反れましたが、4月5月は大きく求人数が減りましたが、6月から回復し、7月末時点では、3月と比べ8割まで求人数が戻ってきています。因みに8月末時点では317と少し増えています。
求人数で見れば2割減ぐらいにとどまりましたが、募集内容は大きく変わりました( ̄▽ ̄;)
今パチンコ店が積極的に求めているのは班長・副主任
これも2-3月と6-7月で比べてみたいと思います。
こう見ると大分求人内容に変化がありますね、、、
あれだけ求人倍率が高かったホールスタッフのニーズが大きく減少しています。
確かに、企業様と話していると募集していないのにアルバイト応募の電話が多くて対応に困るという声を聞きます。
ちょっと前までのアルバイト募集単価から考えると180度一遍しています。
そう考えるとアルバイト、派遣、ホールスタッフの求人倍率は今はそこまでなのかもしれません。
次に、ハイキャリアも大きくダウンしました。
これは、今回の4月5月の休業期間の中で売上げがない中で、出ていく販管費を見た際に、人件費に経営サイドの目が行ってしまったのもあると思います。
こういった流れを見ると、
・ある程度ホール経験を積んでいるので戦力にもなる
・まだ企業色に染まっていないリーダー、班長、副主任クラスなので長期雇用しやすい
・給与で考えたときにそこまで人件費を圧迫しない
などの理由が考えられます。
ですが、ふと疑問に思いました。
「何故、どの企業もこんなにその層が欲しいのだろうか」
そして私はまたもやリサーチアンケートを行いました。
パチンコ店から20代~30代前半の班長・副主任が消えている
消えていると言っても、もちろん死んでいるわけではありませんw
異業種へ転職しているという事です。
私が集計したデータです。母数は183名
こんな感じにまとめて集計しました。
↓
その結果がこちら
不明も3割いますが、それを除いても異業種へ転職した人が5割弱という結果でした。
考えられる要因はいくつかあります
・コロナ禍でのパチンコバッシングで、本人の気持ちの変化や家族からの反対
・班長、副主任クラスの給与と異業種の給与でほぼ差がない
・斜陽産業のパチンコ業界に見切りをつけた
こんな感じだと思います。
・コロナ・給与・パチンコ業界将来性の3つが重なって辞めているように思います。
異業種に行くことも悪いことだと思いませんが、安直に上記の理由で転職をした方の、パチンコ業界出戻り率は1年以内に5割近いというデータもあります。
つまり異業種に転職された方のうち1年前後で約半分が再度パチンコ業界に戻ることを考えているという事です。
こういったデータから今後を考えてみるのは如何でしょうか。
求職者の方は
今求人企業がどういった気持ちで採用をしているのか
求人企業側は
今求職者がどういった気持ちで仕事を考えているのか
今回の内容が少しでも誰かの参考になればと思い頑張って書きましたw
齋藤裕樹
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