- ヒトナビ通信記事
2021.03.11
経営者・人事責任者の方の為のヒトナビ通信(2021年3月号)
WEB面接最近とても増えてきました。
感覚ではいけないので数字に出してみました。
ここ3か月で面接を行った企業158社のうち72社がWEB面接を実施されていました。
全体の46%です。面接調整を行っている当社の実感としては、特にZOOMとSkypeでの面接が増えたという実感です。
もちろん今後更に増えると思いますが、使い方次第ではプラスにもなるのですが、反対にWEBで最初に面接をしてしまったが故に、良い人材を逃すという何ともおかしな現象も生まれていますので、その辺りも実際にあった事例を下記に記載しご説明いたします。
今回の内容
■WEB面接×→WEB面談○と認識する
■最初のWEB面談はあくまで緊張緩和が目的と認識する
お恥ずかしい話、当社はパチンコ転職ナビ転職支援サービスを13年以上行っていますが、これまでは求職者との面談も必ず現地まで赴いて直接お会いしていました。採用活動においても必ず直接お会いして採用を行っていました。
そうです、WEB面接アンチ派でした・・・
何故WEB面接アンチだったのか
理由は単純です
・面接者との温度感が驚くほど伝わらない
・会話に時差が生まれる(フリーズなど)
・表情がはっきり見えない
・ツールの使い方がわからない方への説明が大変
という理由です。
何故今はWEB面接(面談)を活用しているのか
理由
・無理なく早期に求職者と企業が接触できる
・直接よりは劣るが、相手の表情が見えるため、メール電話よりははるかに良い
・面談時間も電話の延長程度(20~30分)でお互い抵抗がない
という理由です。
実際ZOOMを導入された企業様
私の担当する企業様へもZOOMの利用を促し、20社近くZOOMを利用したWEB面接を導入して頂きました。
そして起きた問題が、今回テーマ内容です。
「WEB面接」と表記すると、面接を受ける求職者が変に構えてしまい、ただでさえ温度感の伝わらないWEB面接でより会話が乏しくなる傾向があったのです
ですが、同じ求職者でも、当社の担当者が「WEB面談」として話す際は、会話が活発に行われていました。
そこで私は仮説を立てました。
求職者側が無意識に「面接と面談」を分けて考えていると思ったのです。
そこで、数社のお願いできる企業様に初回はWEB面談という形でお願いしました。
すると、当社もZOOMに参加したのですが、聞いていてもわかるくらい、会話が増えたのです。これはウソのようで本当の話です。
つまり、実は面接であっても
「最初はお互いを知ることが大切なのでWEBで面談しましょう」
このスタンスがとてもWEB面接では大切なのです。
WEB面接で失敗した事例
次にWEB面接で失敗した実際にあったケースです。
東北のとある企業様が、良かれと思ってWEB面接を実施したのですが、先ほどのように、求職者側が「WEB面接」だからと変に構えてしまい、会話はガチガチで更にWEB面接の為、余計温度感が伝わらず微妙な空気が流れ、結果その人はお見送りとなったのですが、話はここからで、その方は他に5社対面で面接を行っていたのですが、4社から内定が出たのです。ZOOMを促したのは私でしたので、私もものすごく反省しました・・・
今回のまとめ
WEB面接→WEB面談として求職者の抵抗感を薄める
※目的は抵抗なく接触でき、20分ほどでもいいので表情を見ながら次へ促す程度
WEB面接では対面より3割減くらいの印象でもまずは通過させる
※明らかに無しでない場合は、来社して対面へ促すことをオススメ致します。遠方であっても本人が望んで面接会場まで来るという気持ちも評価できます。
齋藤裕樹
あだ名はそのままサイトー
お酒を愛し愛され中肉中背
高校球児